今般の新型コロナウィルスの感染拡大が世界各地で広がるなか、金沢の茶屋文化が危機に瀕しています。藩政時代から金沢の歴史とともに、芸を磨き、もてなしの心を受け継いできた金沢芸妓。現在もひがし、にし、主計町の三茶屋街には金沢芸妓が日々厳しい稽古を重ねその伝統を継承しており、その質の高い伝統芸能は金沢の大きな魅力の一つとして県内外・国内外の皆様に親しまれています。
新型コロナウィルスの感染拡大に係る石川県の緊急事態措置を受けて、金沢芸妓が芸を披露する場が軒並み中止に追い込まれており、収入が途絶えてしまっています。この状況が今後も続けば、芸妓が踊りや楽器などの稽古を続けていくことは困難で、伝統伎芸とおもてなしの担い手である芸妓の減少や、芸妓文化の衰退、ひいては金沢の魅力の低下につながることが危惧されます。
そこで、由緒ある茶屋文化の担い手である金沢芸妓を支援するために、NPO法人文化都市金沢構想を受け皿として、金沢芸妓支援事業を企画しました。
金沢芸妓支援事業について
- 加賀友禅購入補助事業
目的:金沢芸妓が加賀友禅の着物を着ることを支援する。
・加賀友禅を取得した費用の一部を負担します。
- 若手旦那衆拡大事業
目的:料金の一部を負担することで、茶屋文化に興味がありながら足を運んだことのない若い客層を開拓する。
・新規顧客を含むグループ内で20歳~49歳までのお客様の料金を補助します。 (1人あたり1万円、1グループ内で4名迄)
※お座敷に上がる場合のみ対象とし、お食事・花代のみの場合は対象外となります。 - 新花育成支援事業
目的:これからの芸妓文化を継承していくべき新花の育成を担うお茶屋を支援する。
・新花をデビューさせたお茶屋へデビュー1年経過後に支援金を助成する。(その間に辞めてしまった場合は助成しない) - 御道具手直補助事業
目的:日々の芸事の中で使用する多岐にわたるお道具の維持管理費用を支援する。
・芸妓の仕事に関わる御道具代やメンテナンス費用の50%を上限5万円まで補助します。
協賛企業一覧
本事業の開催にあたり、趣旨に賛同いただいた
以下の企業・事業者のみなさまからご協賛いただきました。
ありがとうございました。
- 公益社団法人金沢青年会議所
- 株式会社ビーイングホールディングス
- 三谷産業株式会社
- エステックホールディングス株式会社
- 加賀建設株式会社
- アイシーシーレミコン株式会社
- 税理士法人ノチデ会計
- キムラ電機株式会社
- 株式会社はくさんパートナーズ
- 弁護士 木村 基之
- 疋田自動車工業株式会社
- 黒崎産業株式会社
- 株式会社明翫組
- 株式会社 SOOL
- 株式会社宗重商店
- 中部経営・辻・本郷税理士法人
- 株式会社落雁諸江屋
- 株式会社中島商店
■申込書送付・お問い合わせ
NPO法人文化都市金沢構想
〒920-8638 石川県金沢市石引2丁目8番3号
TEL:080-6355-1230(奥村) E-Mail:info@ml.bun-kin.com
■振込先
金融機関:北陸銀行
支 店:小立野支店
預金種別:普通預金
口座番号:6054610
口座名義:NPO法人文化都市金沢構想
※振込手数料はご負担ください。
※お申込みのお名前とお振込みの名義が異なる場合は予めお知らせください。